ぽやんとなんかしてないんだぜ日記

愛は生きてるうちに

ジャニスジョップリンの曲に、「愛は生きているうちに」というものがあります。

子供の頃に音楽の教科書で見た、バッハやモーツァルトなどの有名な作曲家たちの生まれた年から死んだ年までの時間を棒線であらわし、誰と誰のどのあたりが重なっているか示した図が、とても心に残っています。

時々、思い出しては、同じ国に生まれ、生きた時間の年表が少しでも重なっているというのはすごいことなんじゃないかと思ったりします。

詩人の吉原幸子さんが亡くなられたときにも、強くそう思いました。

お母さんを亡くされたときに、

あのひとは 生きてゐました
さばのみそ煮 かぼちゃの煮つけ
おいしいね おいしいねと言って
そこにゐて 食べてゐました

という詩を詠んだ女性です。

手が届かないと思っているあこがれの人の多くは、生きている時間の年表が重なっている限り、会いに行ける可能性のある存在です。きのうまでそこにいた身内でも、年表の重なりが途切れてしまえば、もう会うこともかなわない。

高校生の頃に一番強く影響を受け、その作品の多くを読み込んでいた吉原幸子さんが亡くなられたという知らせを受けたとき、とても強くそう思ったのでした。


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